始まりの日

今日、社長日誌を始めることにした。

なんで今日なのかって聞かれたら、正直「今日じゃなきゃダメな理由」は特にない。ずっとやりたいと思ってた。でも毎日のタスクに追われて、「明日やろう」を繰り返してた。たぶんこのまま放っておいたら来月も同じことを言ってたと思う。

だから今日、無理矢理にでも始めた。

完璧なタイミングなんて来ないと思っている。始まりはいつも自分の心からで、求めれば機会はいつでも生み出せるものだと、18歳で事業を始めてから4年間ずっと感じてきた。

ほんの小さなチャレンジかもしれないけど、こういう小さなコツコツの積み重ねで結果は変わるんだと思う。「コツコツが勝つコツ」。これは自分が尊敬する、お世話になった経営者が言っていた言葉で、自分もずっと大切にしている。シンプルだけど、やればやるほど本質だと感じる。


この日誌を書く意味——「初心の価値」

ただ日記を書くだけなら意味がない。

「何のためにやるのか」。これを忘れた瞬間、ただの作業になる。だから初日の今日、ここに目的を書き残しておく。将来の自分が読み返したときに、原点に戻れるように。

『会社と自分の成長を記録することで、運を掴める状態を作る』

……まあ言い方がカッコつけすぎかもしれない。もっと素直に言うと、「常に結果を出せる人間でいたいから、自分を見つめ直す場所がほしい」ということだと思う。

そしてもうひとつ。

この記録は将来、会社の資産になると信じている。道半ばで挫けそうになったとき、ここを振り返ればまた前を向ける。そういう存在になると思っている。日々の観測がデータになり、データが資産になり、AIの進化と共に経営する上での鍵になるんじゃないかと。

だからこの日誌には、日々やったこと、出来事、思ったこと、価値観、学び、感じたこと——全部書く。カッコ悪いことも、迷ったことも。包み隠さず。

中学のときから読み続けている吉田松陰の『覚悟の磨き方』に、こういう考えがある。志を持った人間は、日々を記録し、日々を省みることで覚悟を磨いていくんだと。あの本を読んで実践してきた自分にとって、この日誌はたぶん自然な延長線上にあるものだと思う。


今日のこと

今日は正直、地味な1日だった。

メールチェック、LINE返信、ステークホルダーさんへの連絡対応。昨日の交流会のメモ整理。MTGの日程調整。AI導入補助金2026のベンダー登録準備。書類作成、申請。

こう書くと華やかさゼロだけど、経営ってこういう日の連続だと思っている。派手な成果が出る日なんて年に数回で、残りの350日はこういう地道な積み重ね。でもそれでいい。この一つひとつが会社を1ミリずつ前に動かしてる。

少し余裕があったので、いつもより多めに情報収集にも時間を使った。テレ東BIZ、Pivot、ニュース全般。経済と経営の最前線をキャッチしにいく。この「情報を取りにいく時間」を毎日確保できるかどうかが、半年後の経営判断の質を左右すると思っている。


今日一番考えたこと——AIチャットbotの話がメディアに出ていた

ここが今日のメインかもしれない。

情報収集していたら、うちMilestoneがやっているAIチャットbotのビジネスモデルに近い話がメディアに出ていた。「会社ごとのチャットbotを作っていくマネタイズが見えた」と話していた。

これを見たとき、正直ふたつの感情が同時に湧いた。

ひとつは「やっぱりな」という感覚。俺たちが先駆けでやってきたことが、ようやく世の中に認知され始めている。方向性は間違っていなかった。

もうひとつは「ここからが本番だ」という危機感。メディアに出た瞬間、競合は確実に増える。後追いで参入してくる会社が出てくる。これは避けられない。

でも、冷静に考えると、俺たちにはアドバンテージがあると思っている。

うちは先駆けで独自開発をやってきた。会社ごとの「データ化(データ整備)」から「AIシステム開発」「AI学習・運用」まで一気通貫でやれる。これ、言うのは簡単だけど実際にやるとめちゃくちゃ大変で、後発組がすぐ追いつける領域じゃない。

AIチャットbotの分野でいったら、日本国内だろうが海外相手だろうが、かなり自信がある。技術アドバンテージ、実績、そしてデータがある。この3つは一朝一夕では手に入らないものだと思う。

商社なら商社の、IT企業ならIT企業の、宿泊業なら宿泊業の——すべての業種ごとのデータをもとにAIチャットbotを独自にカスタマイズする。経営戦略の支援、社員教育・研修、業務効率化、顧客対応。使い道は本当に広い。

そして、俺がいま一番面白いと思っているのは、利用者の会話ログそのものがデータ(資産)になるということ。

利用者がどんなニーズを持っているのか、どこでつまずいているのか。それが全部可視化される。これって、最先端のマーケティングそのものなんじゃないかと思っている。アンケートを取るとか、インタビューするとか、そういう従来のやり方じゃなくて、日常の中で自然にデータが蓄積されていく。

……まだ仮説の段階だけど、この感覚はたぶん間違ってない。ここを深掘りしていきたい。


昨日の交流会のこと

昨日、静岡県沼津市の異業種交流会に参加した。この話も書いておきたい。

多種多様な業者さんと話ができて、知見の量がすごかった。特に響いたのは、地方での経営の進め方。行政や団体との関わり方で生まれるメリット。市政創生で実際に動いている人たちの生の声。

俺は18歳で事業を始めて、結婚を機に大学を中退して地元・静岡に戻ってきた。そのときは周りから「なんで?」って聞かれることも多かった。でも、ここで戦うと決めたのは自分だし、地元で経営する意味は絶対にあると思っていた。

昨日の交流会で、その確信がさらに強くなった。地元での協業で地域に貢献できることがあるなら、とてもやりたいと思う。

セミナー登壇の予定もあるので、しっかり地元企業に向き合って、AIを「あたりまえ」にしていく。これがMilestoneのミッション「やりたいをできるに、できるをできたに」に直結することだと思っている。


今日の自分に言いたいこと

市場の成長スピードは速い。AIは毎日進化してる。

そのなかで、もっと加速しないといけないと感じている。導入数を増やして、スピード感を持って世の中に貢献していく。自分たちの自信のあるサービスをもっと広めていきたい。

一分一秒も無駄にしたくない。1日1日、何かを学んで成長して、導入して、企業貢献して、社会貢献して、結果を残して、自分たちの存在価値を示していく。

この時代は動いてる。変革期のど真ん中だと思う。

「ビッグマウス」「大きいことばっか言うな」——そう言われるかもしれない。でも、構わないと思っている。

この変革期の時代の一端を担ってみたい。

……こういうこと書くと青臭いかもしれないけど、本心だから仕方ない。心の奥でずっと燃えてるものを、ここに正直に残しておく。


明日のこと

明日もこの会社のメンバーと働けることに感謝して、今日の自分より少しでも強くなれるように動く。

日々のタスクをこなす。情報をキャッチアップし続ける。思考して、学んで、成長する。他社のシステム販売コンサル案件もあるから、多面的・多角的に市場分析とニーズ調査を行って、自分の経営学を武器に設計して、周りの会社に貢献できるようにしていく。

できない理由は考えない。行動して、思考して、また行動する。

その繰り返しだと思っている。


株式会社 Milestone(マイルストーン) 代表取締役 大石 湧斗 Vol.1「始まりの日」——観測と記録は、ここから始まる。

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